Gradient Canopy の Google Visitor Experience で、Google の文化の重要な側面を担う食品プログラムの情報が初めて一般に公開されます。新設の Cafe @ Mountain View は、Google 初の一般向けダイナーです。コミュニティの人々が食事を購入し、地球を助けるための持続可能性に関する Google の優先事項やガイドラインを共有できる場所です。
1999 年から、Google の食品プログラムは、Google の創造性、コラボレーション、コミュニティの文化を醸成するうえで重要な役割を担ってきました。Google は楽しい空間で美味しく栄養豊かな食事を提供することで、人と人がつながり、アイデアを出し合えるよう支援しています。Google が提供する食事がきっかけとなってさまざまなイノベーションが生まれており、たとえば Gmail は、Google のカフェでのランチ中の会話から生まれました。
Google の食品プログラムは常にコミュニティを重視しており、キャンパス内でコミュニティを構築することと、食品の調達と調理を通じてより広い地域とつながることに重点を置いています。Google の料理の中核にある原則の一つは、コミュニティへの思いやりです。つまり Google は、自分たちが食べ物に関して行う選択は、Google 内外に波及していくということをよく理解しています。作成するメニューから食材を購入する場所、食材を調理する方法まで、自分たちの食品プログラムが地元のサプライ チェーンと地球全体にどのようによい影響を与えられるかを常に考えています。
Google の食品プログラムは、先を見据えたパートナーシップや持続可能性の取り組みの原動力になっています。好ましい変化の種となり、未来に向けてよりよい食品システムへの道を切り開いています。Google の料理人は、提携している地元のサプライヤーが提供してくれる、地元の旬の食材を端緒とした料理を考案しています。食材のサプライヤーは入念に選別しており、持続可能性や事業所有権の多様化、コミュニティの改善といった Google の価値観を共有できるサプライヤーと提携しています。温室効果ガス排出量を最小限に抑えるため、再生農業やアップサイクル、省包装を実践しているサプライヤーを優先し、可能な限り航空輸送で運ばれた製品ではなく地元産の製品を使うようにしています。Google はこうした手法により、私たちを支える環境やコミュニティに優しく、責任ある慣習へと飲食業界を導いています。
Google の食品プログラムでは、食材の調達だけではなく、持続可能性にかかわる重要な取り組みにも重点を置いています。食品廃棄物の削減と使い捨てプラスチックの排除です。製造されている人間の食品のうち、約 35%(1,330 億ポンドの食品)が毎年廃棄されています。Google は持続可能性目標を達成するため、2025 年までに埋め立て式ごみ廃棄場に捨てられる食品廃棄物をゼロにするという目標を掲げています。そのために、Google はさまざまな取り組みを続けています。3 つのパートで構成されるアプローチを採用しており、その要点は調達時の食品廃棄を防止すること、テクノロジーによってキッチンやカフェを改善して調理時の廃棄物を削減すること、余剰食品の再利用や適切廃棄を徹底することです。2014~2021 年の間には、埋め立て式ごみ廃棄場に捨てられる食品を約 1,000 万ポンド削減しました。
食品を扱う場所でのプラスチックの削減にも力を入れています。一括購入を行い、可能な限り先進的で省包装の製品を選択しており、製品の輸送には金網かごを使い始めています。また、使い捨てのヨーグルト容器をなくすために新しくヨーグルトバーを使用したり、使い捨ての包装が廃棄されないようスナックを大きなビンの容器に入れて提供する方法も検討しました。